マルチドメイン証明書の更新時、新規追加ドメインは有効期間を延長できますか?
問題の概要
マルチドメイン証明書を更新する際にドメインを新規追加する必要がある場合、ブランドによって有効期間の処理ルールが異なります。主に以下の2つのタイプに分けられます:
- GeoTrust、DigiCert:元のドメインが変更されていない状態でドメインを追加すると、元の残存有効期間を引き継ぐことができます。
- Sectigoルート証明書:ドメインを追加するかどうかに関わらず、更新時は一律で1か月の有効期間が延長されます。
注意
- CFCA証明書: ドメインを新規追加する場合は更新として処理できず、新規注文となります。
- Globalsign: 更新時にドメインを追加するかどうかに関わらず、一律で13か月で発行されます
詳細説明
GeoTrust / DigiCert 証明書の更新ルール
-
新規ドメイン追加は有効期間の引き継ぎに影響しない:
更新時にドメインのみを新規追加し、元のドメインが変更されていない場合、新しい証明書の有効期間は古い証明書の残存有効期間に自動的に接続されます。例:
- 古い証明書の残存期間が30日で、1年分の更新を購入した場合、新しい証明書の総有効期間は 30日 + 1年 となります。
-
適用シナリオ:
残存有効期間を最大限に活用しつつ、ドメインのカバー範囲を拡張したい場合に適しています。
Sectigoルート証明書の更新ルール
-
一律で1か月の有効期間を延長:
ドメインを新規追加するかどうかに関わらず、更新のたびに元の有効期限に基づいて1か月の有効期間が追加で付与されます。例:
- 古い証明書の有効期限が2024年6月1日の場合、更新後の新しい証明書の有効期限は 2025年7月1日 となります。
-
新規ドメイン追加時の注意点:
ドメインを新規追加する場合は、ドメイン管理権限の検証(DCV)を再度行う必要がありますが、1か月付与のルールは変わりません。
シナリオ例
現在の証明書に3つのドメイン(A/B/C)が含まれ、有効期限が2024年12月31日であると仮定します:
-
シナリオ1(GeoTrust/DigiCert): 更新時にドメインDを新規追加すると、新しい証明書の有効期間 = 残存日数 + 1年となります。
結果:新しい証明書にはA/B/C/Dが含まれ、有効期限は2025年12月31日 + 残存日数となります。
-
シナリオ2(Sectigo): ドメインDを新規追加するかどうかに関わらず、新しい証明書の有効期間は一律で2025年1月31日まで延長されます。